ホテルXO(岡山県岡山市) ②

昭和40年(1965年)に萩田さんは一念発起、岡山市でヘッドライトやグリルの金型を制作する会社を興す。商売は成功するが、下請けの製造業はコンスタントに受注があるわけでなく、時には正月返上でも仕事をしなければならないことに不満を感じてきた。「何が辛いって、子供との約束を守れないことですよ」。そこで安定的な収入がある借家業を開業。1978年(昭和53年)には倉敷市にあった物件を買取り、ラブホテル業に着手する。「当時、借家の家賃が月に3万5千円。しかし、ラブホは休憩2時間でも8千円から1万円ですから、商売としてええな~と思っていたのです」。

倉敷のホテルは成功。「次は新築のホテルを!」と思ったが気になることがあった。「新築となれば当時中学生になっていた子供もさすがに傷つくのではと思ったのです。でも聞いてみたら、「お父さん頑張って!」と言ってくれたので、踏ん切りがつきました」。1985年、39歳のときにホテルXOを開業する。総工費は5億円だった。「当時はバブルの真っ只中、銀行はラブホのような現金商売には、返済をキチンとするということで積極的にお金を貸してくれました。当然こちらもいいものを作れば絶対に儲かると信じていました」。


220号室
xo_4220号室にあるのは男女が向き合いながら楽しむスライディングチェア。自動的に椅子が前後する。